緑茶(不発酵)・烏龍茶(半発酵)・紅茶(発酵=酸化)と、ルイボスティー・後発酵茶のイラスト

こんにちは、ゆきえみです😊

私は20年以上、ルイボスティーを飲み続けています。

先日、ルイボスティーとグリーンルイボスティーの違いを調べていて、ある事実にびっくりしました。

お茶でいう「発酵」は、菌が働く発酵ではなく、「酸化」だったのです。

「えっ、発酵って、納豆やヨーグルトみたいに菌がするものじゃないの?」と、思わず声が出ました。

この記事では、私が調べてわかったことを、次の流れでまとめます。

  • 同じ茶葉から、なぜ緑茶・烏龍茶・紅茶ができるのか
  • お茶の「発酵」は、実は酸化だということ
  • なぜ酸化させるのか
  • 菌で本当に発酵させるお茶「後発酵茶」
  • ルイボスティーの場合

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同じ茶葉から、緑茶も烏龍茶も紅茶もできる

緑茶も烏龍茶も紅茶も、もとは同じ「チャノキ」の葉から作られています。

「紅茶の木」という特別な木があるわけではありません。

では、なぜ違うお茶になるのでしょうか。

その答えが、酸化の度合いです。

茶葉にもともと含まれている酸化酵素を、どこまで働かせるかで分かれます。

種類 呼び方 酸化酵素の使い方
緑茶 不発酵茶 酸化酵素の働きを止めて作る
烏龍茶 半発酵茶 ある程度働かせて作る
紅茶 発酵茶 最大限働かせて作る

緑茶は、摘んだ葉をすぐ蒸したり炒ったりして、酸化酵素の働きを止めるところから始まります。

一方、紅茶や烏龍茶は、葉をしおれさせたり揉んだりして、茶葉の細胞をこわします。

すると酸化酵素と茶葉の成分が触れ合って、色や香りが変わっていきます。

お茶の「発酵」は、菌じゃなくて酸化

本来の「発酵」は、乳酸菌や酵母などの微生物の働きで、食べ物の成分が変わることをいいます。

納豆、味噌、ヨーグルトがその代表です。

ところが、お茶の世界でいう「発酵」は、微生物が関わりません。

茶葉にもともとある「ポリフェノール酸化酵素」が、カテキンなどの成分を変化させることを指しています。

科学的な意味での発酵とは、別のものなんですね。

イメージしやすいのは、切ったりんごが茶色くなることです。

あれも、りんごの中のポリフェノールが酵素の働きで変化して、色が変わります。

お茶の酸化も、仕組みとしては近いものです。

お茶の場合は、その変化をちょうどよいところで加熱して止めることで、狙った色と香りに仕上げています。

なぜ酸化させるの?

酸化させる大きな理由は、お茶ならではの色と香りをつくるためです。

紅茶では、酸化の途中でカテキンが変化してテアフラビンなどになり、紅茶らしい色や香りが生まれます。

「発酵」という言葉は、お茶の世界では、こうした化学変化をまとめて呼ぶ昔からの言い方なのだそうです。

本当に菌で発酵させるお茶もある(後発酵茶)

実は、微生物を使って本当に発酵させるお茶もあります。

こちらは「後発酵茶」と呼ばれます。

後発酵茶は、世界でも作られている地域が限られています。

中国の雲南省からタイ、ミャンマー、ラオスの国境あたりと、日本だけだそうです。

日本には、次の4つの後発酵茶があります。

  • 富山黒茶(富山県)
  • 碁石茶(高知県)
  • 石鎚黒茶(愛媛県)
  • 阿波晩茶(徳島県)

たとえば阿波晩茶は、乳酸菌だけで発酵させるお茶です。

茹でた葉を揉んで、樽に漬け込み、乳酸発酵させてから天日で干して作ります。

製造技術は、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

碁石茶と石鎚黒茶は、カビで発酵させたあと、乳酸菌で発酵させる2段階発酵です。

同じ後発酵茶でも、作り方がそれぞれ違うんですね。

ルイボスティーの「発酵」は?

ルイボスはお茶の木(チャノキ)ではなく、マメ科の植物です。

それでも、紅茶と同じように、葉を山積みにして「スウェット(発酵)」させる工程があります。

この工程で、緑色の葉が琥珀色に変わり、独特の香りが出てきます。

そして、ここでの発酵も菌ではなく、植物にもともとある酵素による酸化です。

赤いルイボスティーは酸化させたもの、グリーンルイボスティーは酸化させないもの、という違いなんですね。

20年以上飲んでいる私にとって、いちばんの驚きでした。

まとめ

  • お茶の「発酵」は、菌ではなく酸化酵素の働きによる酸化
  • 緑茶・烏龍茶・紅茶の違いは、酸化をどこまで進めるか
  • 酸化させるのは、お茶ならではの色と香りをつくるため
  • 菌で本当に発酵させるお茶は「後発酵茶」と呼ばれる
  • 阿波晩茶は、乳酸菌で発酵させる日本の後発酵茶のひとつ
  • ルイボスティーの発酵も、実は酸化

「発酵」という言葉ひとつで、こんなに奥が深いとは思いませんでした。

次にお茶を選ぶときは、「これは酸化?それとも菌の発酵?」と、パッケージの裏を見てみてくださいね。


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