ツナ缶は体に悪いの?まぐろの水銀とBPAを調べました。
こんにちは、ゆきえみです♪
保存食やストック食材として便利な缶詰。
でも・・・
缶詰の金属や何か物質が食品に溶けだしたりしないのかなぁ~?
それってもう昔の話?
今の缶詰はどうなってるの?
と、もやもやしていたので調べてみることにしました。
とくに、わが家でよく登場するツナ缶。
調べてみたら、心配されていることは3つに分かれていました。
📖 この記事で分かること
- ツナ缶が「体に悪い」と言われる3つの理由
- 水銀について、厚生労働省がツナ缶をどう扱っているか
- BPA(ビスフェノールA)を減らす日本の取り組みと、いま見直しが進んでいること
- 油の種類は、原材料名で自分で選べること
- 缶の表示で確かめられること・確かめられないこと
先に結論をお伝えしますね。
水銀は、公的な答えがはっきり出ていました。
BPAは、日本でも減らす取り組みが進んでいますが、いま世界で見直しの最中でした。
そして油は、缶の裏の原材料名に、種類が書いてありました。
やめるのではなく、選ぶ。そのために見る場所をまとめてみました。
🐟 ツナ缶が「体に悪い」と言われる3つの理由
① 水銀
まぐろは食物連鎖の上のほうにいる魚なので、水銀がたまりやすいと言われています。
② BPA(ビスフェノールA)
缶の内側の塗装から溶け出すのではないか、と心配されている物質です。
③ 油
油漬けの缶詰に、どんな油が使われているか。
この3つは、性質がまったく違いました。
順番に見ていきますね。
🔍 ① 水銀 – 厚生労働省は「ツナ缶は差し支えありません」と書いています
まず水銀から。ここがいちばんはっきりしていました。
厚生労働省は、魚の水銀について「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」を出しています。
その中に、こう書かれています。
マグロの中でも、キハダ、ビンナガ、メジマグロ(クロマグロの幼魚)、ツナ缶は通常の摂食で差し支えありません。
ツナ缶が、名指しで書かれていました。
数字も公表されています。愛知県衛生研究所がまとめた、魚介類の総水銀の平均値です。
| 魚 | 総水銀の平均値(ppm) | 調べた数 |
|---|---|---|
| マグロ油漬フレーク(ツナ缶) | 0.110 | 24 |
| カツオ | 0.154 | 79 |
| ビンナガ | 0.229 | 21 |
| キハダ | 0.270 | 209 |
表に並べた4つの中では、ツナ缶がいちばん低い平均値でした。
この注意事項では、水銀が比較的多い魚について「1回に食べる量と、週に何回まで」という目安が決められています。キンメダイやクロマグロなどです。
ツナ缶は、その一覧に入っていません。回数を数えなくてよい魚、ということです。
また、この注意事項の対象は妊娠している方、妊娠の可能性のある方です。
愛知県衛生研究所は、こう説明しています。
子供や一般の人に対しては、現段階では通常食べる魚介類による悪影響が懸念される状況ではないことから、「注意事項」の対象とはしないとされています。
ツナ缶の水銀については、ここまでが公的に確かめられていることでした。
🥫 ② BPA – 減らす取り組みが進んでいます。ただ、まだ確かめている途中です
次にBPA(ビスフェノールA)。缶の内側の塗装に使われてきた物質で、こちらは水銀とは様子が違いました。
公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会は、こう説明しています。
缶の内面塗装より環境ホルモンとしての疑いがある物質、ビスフェノールA(BPA)が検出されることが指摘されています。(中略)製缶会社においても新しい内面被覆技術(PETラミネート)の採用などBPAの低減に積極的な取り組みを行っています。
日本での取り組み
消費者庁のページには、日本での取り組みが書かれています。
飲料缶で0.005ppm以下、食品缶で0.01ppm以下となるように、関係事業者によって自主的な取り組みがなされてきている
そのうえで、消費者庁は「通常の食生活を営む限り、ビスフェノールAの曝露は少ないものと思われます」としています。
ただ、同じページに、妊娠中の方へのこんな一文もありました。
妊娠されている方がこのような缶詰食品を多く摂取することにより、胎児がビスフェノールAに曝露する可能性があります(中略)できるだけ曝露しないように食生活に心がけて下さい
いま、見直しが進んでいます
そしてもうひとつ。BPAは、まだ確かめている途中の物質でした。
2023年4月、ヨーロッパの食品安全機関(EFSA)が、BPAの安全の目安を大きく引き下げました。
1日にとっても差し支えないとされる量を、体重1kgあたり4マイクログラムから0.2ナノグラムへ。およそ2万分の1です。免疫への影響を示す研究が出てきたことが理由とされています。
ただし、この見直しには専門機関の間でも意見の違いがあります。ドイツの機関は、引き下げに反対する見解を出しています。
日本でも、食品安全委員会が2026年3月に調査報告書をまとめています。日本としての結論を出したものではなく、各国の評価と新しい研究を集めて整理したものです。目的は「BPAのリスク評価の再開に向けた基礎資料を得ること」と書かれていました。
日本も、これから評価をやり直す準備をしている段階でした。
つまり、「もう終わった話」でも「危ないと決まった話」でもなく、いま各国で確かめている最中、というのが正確なところでした。
🌾 ③ 油 – ここは、自分で選べます
3つ目の油。ここがいちばん、自分で選べるところでした。
ツナ缶には、油に漬けた油漬けと、水やスープで煮た水煮(ノンオイル)があります。
油漬けに使われる油の種類は、缶の裏の原材料名に必ず書かれています。
「大豆油」「なたね油」「綿実油」「米油」——商品によって違います。
水煮なら、原材料名は「まぐろ、野菜スープ、食塩」のように、油の名前が出てきません。
原材料名には、保存料も出てきません。日本缶詰びん詰レトルト食品協会によると、缶詰は容器に密封して加熱殺菌するため中に菌がおらず、保存料や殺菌料は使っていないとのことでした。
長もちするのは、中身ではなく作り方によるものでした。
🛒 缶の表示で確かめられること、確かめられないこと
調べていて、はっきり分かれました。
⭕ 缶を見れば、自分で確かめられること
・油の種類と、食塩を使っているか(原材料名に書いてあります)
・原産国と、どこの会社が作ったか
・缶に印刷された表示
❌ 缶を見ても、分からないこと
・表示のない商品の、缶の内側に何が使われているか
・実際にどれだけ溶け出しているか
「書いていない」は、「BPAが入っている」という意味ではありません。
日本の缶詰は、BPAについて表示する決まりがありません。そのため、書いていないメーカーのほうが多いのです。
書いていないのは、こちらから確かめられない、ということでした。
⭐ 缶に印刷してある商品もありました
いちばん確かめやすかったのは、缶そのものに書いてある表示でした。
かもめ屋のライトツナフレークの缶には、「エポキシ樹脂不使用」「NON EPOXY RESIN」と印刷されています。公式サイトにも「缶表記の NON EPOXY RESIN = エポキシ樹脂フリー」と書かれていました。
売り場で缶を手に取れば、その場で確かめられます。
商品ページに書いてある例もありました。「自然の味そのまんま まぐろ油漬(フレーク)」の紹介ページです。
ビスフェノールAが溶出するとされるエポキシ樹脂は当商品の缶には使用しておりません。
この缶詰を作っているのは、じつは「あいこちゃん」と同じ伊藤食品。同じ会社が作っていても、売っているところによって書いてあることが違いました。
書いていないほうにBPAが入っている、という意味ではありません。確かめられるかどうかの違いです。
🍳 わが家のツナ缶の使い方
ツナ缶は、クセがなくて使いやすいですよね。
わが家では、サラダ(特に大根サラダ😁)、サンドイッチ、白菜と煮たりします。
油漬の方がコクがあるので好きです。
でも頭の片隅に「この油、嫌やなぁ〜」とか「缶詰やから何かとけだしてるんちゃう??」と思いながら使っていました。
なので頻度は低めでした。
油を使っていないものを使ったりもしますし、米油のものは買ってみようと思っています。
もちろん、備蓄用にもおすすめですよ〜✨
🐟 表示で確かめられるツナ缶4つ
今回調べたことをふまえて、缶の表示や商品ページで確かめられることを基準に選んでみました。
✔️ あいこちゃん 金のまぐろ油漬(伊藤食品)
油漬けですが、使われているのは米油です。公式サイトには「油漬けなのにくどくないさっぱりとした味わい」と書かれています。
この伊藤食品(静岡市清水区)は、公式サイトの「よくいただくご質問」に「缶の内面に使用している塗装剤の環境ホルモンが心配です」という項目を置いて、こう答えています。
缶の内面には、缶詰の内容物と缶自体の保護を目的として、塗装をしています。この塗装から、環境ホルモンとしての疑いがある物質「ビスフェノールA(BPA)」が検出されることが指摘されています。お客様の不安を解消するため、製缶会社においては内面被覆技術(PETラミネート)の採用やBPA低減に積極的な取り組みを行っています。これらは食品衛生法の規格に合致したものとなっております。
②で紹介した日本缶詰びん詰レトルト食品協会の説明と、ほぼ同じ内容でした。この缶だけの話ではありません。それでも、聞かれることに答えるページを置いているかどうかは、開けば確かめられます。
原材料は、まぐろ・米油・野菜スープ(玉葱、人参、キャベツ)・ローストオニオン・食塩。静岡の自社工場で、国産の野菜を煮出したスープで煮つけてあるそうです。化学調味料は使われていません。
👉 こんな方に:油漬けのコクは欲しいけれど、油の種類は選びたい方に。サンドイッチやパスタにも。
✔️ かもめ屋 ライトツナフレーク水煮(食塩不使用)
静岡の株式会社かもめ屋の缶詰です。缶に「エポキシ樹脂不使用」「NON EPOXY RESIN」と印刷されています。
原材料はまぐろと野菜スープだけ。油も食塩も使わず、国産の乾燥野菜を煮出した自家製の野菜エキスで煮てあります。
👉 こんな方に:油も塩分もひかえたい方に。赤ちゃんの離乳食にも使えるとされています。
✔️ かもめ屋 ライトツナフレーク(油漬)
同じかもめ屋の油漬けタイプ。缶の表示も同じです。
油は非遺伝子組換えの菜種を圧搾した一番搾り、塩は赤穂の天塩、野菜スープは国産の契約栽培野菜。原材料が、どれも産地や作り方まで書かれていました。
👉 こんな方に:油漬けのコクが好きな方で、油や塩の中身まで知って選びたい方に。
✔️ Wild Planet ライトツナ
アメリカのメーカーの商品です。公式サイト(英語)には、こう書かれていました。
Wild Planetの商品は、BPAを意図的に加えていない缶に詰めています。
原材料はカツオと海塩。塩を加えていないタイプもあるので、買うときに商品名を確かめてみてくださいね。
👉 こんな方に:BPAについてメーカーがはっきり方針を出しているものを選びたい方に。輸入品のため、国産品より割高になることがあります。
📝 まとめ:ツナ缶は、見る場所を決めれば選べます
今回調べて分かったことを、3つにまとめますね。
- 水銀——厚生労働省が「ツナ缶は通常の摂食で差し支えありません」と名指しで書いています
- BPA——日本では事業者が自主的に減らす取り組みをしています。ただし世界では見直しが進んでいる最中で、まだ確かめている途中です
- 油——原材料名を見れば、種類まで自分で選べます
あ~調べてみて良かったぁ~♪
今までもやもやしながら缶詰を使っていたのでスッキリしました!
缶詰は忙しい日や災害備蓄にも大活躍!
上手に選んで、毎日の食事に安心をプラスしましょう✨
この記事がみなさんの参考になればうれしいです😊
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