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【米油選び】ヘキサン使用と圧搾法の違いをやさしく解説


米油って体によさそうだけど、ヘキサンを使ってるって聞くと不安…。

ヘキサンとは
ヘキサン(n-ヘキサン)は、石油由来の有機溶剤で、食用油を抽出する際によく使われる溶剤です。大豆油、菜種油、米油などの**溶剤抽出法(抽出法)**では、原料から効率よく油を取り出すために使われています。

この記事では、米油の製造方法「抽出法」と「圧搾法」の違いや安全性、選び方についてやさしく解説します。

✅この記事でわかること
・米油の抽出方法と圧搾法の違い
・それぞれのメリットとデメリット
・選ぶときのチェックポイント

🌾 米油の製造方法:2つの主な方式

① ヘキサンを使う方法(溶剤抽出法/抽出法

【手順と特徴】

  1. 米ぬかにヘキサンという有機溶剤を加える

  2. ヘキサンが油分を溶かし出す

  3. 得られた溶液を高温で加熱してヘキサンを揮発させる

  4. 最終的に油とヘキサンを分離し、ヘキサンは再利用

【メリット】

  • 原料からほぼ100%に近い油が回収できる(高収率)

  • 大量生産がしやすく、コストが安くなる

  • 一般的に市販の米油やサラダ油はこの製法が主流

【デメリット】

  • 工程で高温処理が加わるため、栄養素や風味が一部損なわれることも

  • ヘキサンの残留を気にする消費者には不安感がある

※ただし、日本の法律により、残留基準を満たしており安全性は確保されています


② 圧搾法(機械圧搾法/コールドプレスなど

【手順と特徴】

  1. 米ぬかに化学物質を使わず、物理的に圧力をかけて油を搾り出す

  2. 熱をできるだけ加えない「低温圧搾(コールドプレス)」もある

【メリット】

  • 化学薬品(ヘキサン)不使用で安心

  • 高温処理を避けるため、栄養価や香りが保たれやすい

  • オーガニック志向の人やこだわり派に人気

【デメリット】

  • 油が完全には搾りきれず、収率が低い(約50〜60%程度)

  • 生産コストが高くなり、価格も高め

  • 量産が難しく、一般的なスーパーではあまり見かけない


🏷️ 比較表でまとめると…

項目 抽出法(ヘキサン使用) 圧搾法(ヘキサン不使用)
使用される薬剤 ヘキサン 不使用
製造温度 高温(加熱処理あり) 低温(または非加熱)も可能
油の収率 高い(90%以上) 低め(50〜60%)
栄養・風味 一部損なわれる可能性あり 比較的保持される
価格 安価 高価
市場での流通 一般的 少数、こだわり商品

🛒 圧搾法の米油の選び方(例)

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