欲張りごはんのすすめ|赤米と黒米の効果と違い
こんにちは、ゆきえみです。「元気で快適に暮らしたいな」をテーマに、毎日の食材選びについて書いています。
雑穀米コーナーでよく見かける「赤米」と「黒米」。
どちらも古代米と呼ばれる仲間ですが、「結局どっちを選べばいいの?」「両方いっしょに入れてもいいの?」と迷ったことはありませんか。
今日は、赤米と黒米それぞれの特徴と、わが家での取り入れ方をまとめてみました。

※写真は、お友だちにいただいた雑穀米(黒米、あわ、きび、もち麦などのブレンド)で炊いたごはんです。
黒米、赤米だけでなく、いろいろな雑穀を混ぜても、こんなふうにきれいな色ともちもち食感が楽しめます🌾
1. 赤米と黒米は「古代米」の仲間
赤米も黒米も、稲のルーツに近い品種で「古代米」と呼ばれています。
白米は精米でぬか層と胚芽を取り除きますが、これらの色つきのお米は、その色素を含むぬか層を残した状態でいただくのが特徴です。
そのため、精白米では失われがちな成分を取り込みやすいといわれています。
2. 赤米に含まれる成分
赤米の赤い色のもとは、**タンニン系のポリフェノール(プロアントシアニジンなど)**です。
- ポリフェノールの一種を含む
- 白米よりも食物繊維が多め
- マグネシウムや鉄などのミネラル、ビタミンB群を含む
昔ながらのお赤飯は、もともとこの赤米の色を利用したものといわれており、日本人にとってなじみの深いお米です。
3. 黒米に含まれる成分
黒米(紫米とも呼ばれます)の黒紫色のもとは、ブルーベリーなどでおなじみのアントシアニンという色素ポリフェノールです。
- アントシアニンを含む
- 食物繊維が豊富で、もちもちした食感
- 鉄・亜鉛・マグネシウムなどのミネラル、ビタミンB群を白米より多く含む
中国では古くから珍重されてきた歴史のあるお米です。
4. 白米に混ぜると、栄養はどれくらい増える?
まずは、味や食感などの特徴をざっくり並べてみます。
| 項目 | 白米 | 赤米 | 黒米 |
|---|---|---|---|
| 色素成分 | ほぼなし | タンニン系(プロアントシアニジン) | アントシアニン |
| 食感 | あっさり | 素朴・ぷちぷち | もちもち |
| 風味のイメージ | クセがない | 赤飯のような素朴さ | コクと甘み |
さて、ここからが本題です。赤米や黒米は、白米にそっくり置きかえるのではなく、2合に大さじ1(約12g)ほど混ぜて炊くのが一般的な使い方ですよね。
そこで「白米2合だけ」と「白米2合+大さじ1」で、栄養がどれくらい増えるのかを計算してみました(数値は炊く前のお米に含まれる量。文部科学省「食品成分データベース」の値をもとに算出)。
| 成分(2合分) | 白米だけ | +黒米 大さじ1 | +赤米 大さじ1 |
|---|---|---|---|
| 食物繊維 | 1.5g | 約2.2g | 約2.3g |
| マグネシウム | 69mg | 約82mg | 約85mg |
| ビタミンE | 0.3mg | 約0.46mg | 約0.48mg |
| ビタミンB1 | 0.24mg | 約0.29mg | 約0.29mg |
| 鉄 | 2.4mg | 約2.5mg | 約2.5mg |
| たんぱく質 | 18.3g | 約19.2g | 約19.3g |
こうして見ると、いちばん変化が大きいのは食物繊維(約1.4〜1.5倍)とビタミンE(約1.5倍)。マグネシウムやビタミンB1もゆるやかに増えます。
いっぽうで、鉄やたんぱく質は「大さじ1」だとほとんど変わりません。
ここは正直なところで、「混ぜれば鉄分がぐっと増える」と思われがちですが、ほんの少量だと数値上の差はわずかです。
それでも、赤米・黒米の魅力は数字に出る栄養だけではありません。
**色のもとであるポリフェノール(赤米はタンニン系、黒米はアントシアニン)**が加わること、そして毎日の主食で無理なく続けられることが、いちばんの利点だと感じています。
たくさん入れるより、少しずつ長く、が古代米とのちょうどいい付き合い方かなと思います。
出典:文部科学省 食品成分データベース「赤米」「黒米」「精白米(うるち米)」(2020年版〔八訂〕増補2023年)。大さじ1は約12gで計算しています(お米の種類や量り方で多少前後します)。
5. どっちを選べばいい?両方いっしょでもいい?
結論からいうと、「どちらが上」ということはなく、少しずつ両方を取り入れるのがバランス良しだと感じています。
理由は、色素ポリフェノールのタイプが違うから。
赤米はタンニン系、黒米はアントシアニン系と種類が異なるので、片方だけよりも両方そろえたほうが、それぞれの良さを取り入れられます。
あえて選ぶなら、こんな目安で。
- もちもち感・彩り・アントシアニンを重視 → 黒米
- 赤飯のような素朴な風味・タンニン系を重視 → 赤米
- 迷うなら両方 → 少量ずつブレンドがおすすめ
市販の「雑穀米」「五穀米」に赤米・黒米の両方が入っていることが多いのも、味と栄養の両面を欲張れるからなんですね。
6. わが家の炊き方とちょっとした工夫
わが家では、白米3合に対して赤米・黒米を合わせて大さじ1〜2杯ほど入れて炊いています。
- 最初は少なめから始めて、色や食感の好みで調整
- 黒米は水に色が出やすいので、研ぎすぎず軽く洗う程度に
- 半々でも、好みでどちらか多めでもOK
※ちなみに、今回ご紹介した黒米のリンク先にも書かれているのですが、その年の気候(猛暑など)によってはお米の色づきが少し薄いこともあるそうです。でも、それは自然栽培で健やかに育った証拠。味や栄養には問題ないので、一期一会の自然の恵みとして楽しんでみてくださいね♪
7. まとめ
- 赤米はタンニン系、黒米はアントシアニン系で、含まれる色素ポリフェノールが違う
- どちらも白米より食物繊維やミネラルが多め
- 種類が違うので、両方を少しずつ取り入れるとそれぞれの良さをカバーできる
- 白米に大さじ1〜2杯混ぜて炊くだけなので、続けやすい
色つきのお米は、いつものごはんに彩りと食感をプラスしてくれる、手軽な「ひと工夫」です。気になる方は、まずは小さめのパックから試してみてくださいね。
ちなみに私は欲張りなので、雑穀米で炊くなら両方入れます😁
赤米も黒米も、それぞれのいいところをまるごといただいちゃいましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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